2026-03

読書ノート

空海「即身成仏義」読書ノート(6)「三密加持」について(下)

❹曼荼羅阿闍梨の導きと「三密加持」の修養、そして「即身成仏」へ 「内証自覚聖智(ないしょうじかくしょうち)」: 自受用身。大日如来が自ら楽しむ究極の悟りの境地。 「他受用身の智」: その悟りを他者(金剛薩埵など)に伝えるための知恵。 これら...
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空海「即身成仏義」読書ノート(5)「三密加持」について(上)

⑤「三密加持」について 宇宙のすべてを構成する「六大」という物理的・精神的要素は、「四曼」という属性を通じて無限の曼荼羅、「三密」という宇宙の活動と重なり溶け合って、この世界に表現されています。そして、私たち一人ひとりもまたこの宇宙の一つの...
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空海「即身成仏義」読書ノート(4)「四種曼茶」について

④「四種曼茶」について「曼荼羅」は一般的には、悟りの世界観や仏の教えを体系化し図示したものとされています。空海はここで、悟りの現れや宇宙の総体、その様相としての「曼荼羅」を四種の視座から捉え、「即身」の「相」についての教えを説きます。❶大曼...
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空海「即身成仏義」読書ノート(3)「六大」について

③・❶ 「六大」について「即身成仏義」では、物質的要素としての「五大(地・水・火・風・空」に心的要素としての『識』を合わせて「六大」と呼びます。 宇宙(あらゆる存在を包含する本尊としての大日如来)においては、これらの要素がバラバラにあるので...
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空海「即身成仏義」読書ノート(2)即身成仏の偈頌

②即身成仏の偈頌(げじゅ)「偈頌」は、詩文を意味します。「即身成仏義」の核心としてここに引用します。  ⑴六大無礙にして常に瑜伽なり 体  ⑵四種曼茶各離れず 相  ⑶三密加持して速疾に顕わる 用  ⑷重重帝網なるを即身と名づく 無礙  ⑸...
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空海「即身成仏義」読書ノート(1)

【参照テクスト】「即身成仏義」頼富本宏訳注(『空海コレクション2』ちくま学芸文庫、2004年)【推定成立時期】 弘仁8年(817年)〜弘仁10年(819年)頃 空海が高野山を下賜された四十代の頃に執筆されたと推定されています。同時期に同じく...