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ニーチェ『道徳の系譜』ノート(3)後世への影響

【ニーチェ哲学の後世への影響】〇ミシェル・フーコーをはじめとするポスト構造主義ニーチェ的な「系譜学」の手法は、真理や権力を歴史的・政治的な文脈で解体する現代思想の標準的な道具となりました。〇シグムンド・フロイトの精神分析学「本能の内面化」や...
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スピノザ『エチカ』読書ノート(2)

【ノート】第1部 神について《定義:実体、属性、様態の定義と、唯一の実体としての神の証明》定義1、自己原因:他の何ものにも頼ることなくそれ自体(を原因)として存在しているもの。存在自体に存在原因が含まれているもの。存在すること自体がその本質...
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スピノザ『エチカ』読書ノート(1)

【原題】Ethica, ordine geometrico demonstrata 1677(幾何学的秩序によって証明された、倫理学)【参照テクスト】スピノザ『エチカ 上・下』岩波文庫、1975改版、畠中尚志訳【時代背景】1632年、スピノ...
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ニーチェ『道徳の系譜』ノート(2)

第三論文 禁欲主義的理想は何を意味するか禁欲主義的理想:生への欲求、力への意志を抑圧すること。第一・二論文で語られたように、「能動的な支配的本能」が「悪」でありまた「罪」であるとし、それを内面化させる教えによって人々を縛ったキリスト教的道徳...
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ニーチェ『道徳の系譜』ノート(1)

【原題】Zur Genealogie der Moral, 1887【参照テクスト】岩波文庫、1964改版、木場深定訳【時代背景】19世紀末、伝統の崩壊と科学の台頭〇ダーウィンの進化論(『種の起源』1859)や科学技術の急速な発展により、キ...