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空海「即身成仏義」読書ノート(4)

④「四種曼茶」について「曼荼羅」は一般的には、悟りの世界観や仏の教えを体系化し図示したものとされています。空海はここで、悟りの現れや宇宙の総体、その様相としての「曼荼羅」を四種の視座から捉え、「即身」の「相」についての教えを説きます。❶曼荼...
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空海「即身成仏義」読書ノート(3)

③・❶ 「六大」について「即身成仏義」では、物質的要素としての「五大(地・水・火・風・空」に心的要素としての『識』を合わせて「六大」と呼びます。 宇宙(あらゆる存在を包含する本尊としての大日如来)においては、これらの要素がバラバラにあるので...
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空海「即身成仏義」読書ノート(2)

②即身成仏の偈頌(げじゅ)「偈頌」は、詩文を意味します。「即身成仏義」の核心としてここに引用します。  ⑴六大無礙にして常に瑜伽なり 体  ⑵四種曼茶各離れず 相  ⑶三密加持して速疾に顕わる 用  ⑷重重帝網なるを即身と名づく 無礙  ⑸...
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空海「即身成仏義」読書ノート(1)

【参照テクスト】「即身成仏義」頼富本宏訳注(『空海コレクション2』ちくま学芸文庫、2004年)【推定成立時期】 弘仁8年(817年)〜弘仁10年(819年)頃 空海が高野山を下賜された四十代の頃に執筆されたと推定されています。同時期に同じく...
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ニーチェ『道徳の系譜』ノート(3)後世への影響

【ニーチェ哲学の後世への影響】〇ミシェル・フーコーをはじめとするポスト構造主義ニーチェ的な「系譜学」の手法は、真理や権力を歴史的・政治的な文脈で解体する現代思想の標準的な道具となりました。〇シグムンド・フロイトの精神分析学「本能の内面化」や...
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スピノザ『エチカ』読書ノート(2)

【ノート】第1部 神について《定義:実体、属性、様態の定義と、唯一の実体としての神の証明》定義1、自己原因:他の何ものにも頼ることなくそれ自体(を原因)として存在しているもの。存在自体に存在原因が含まれているもの。存在すること自体がその本質...
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スピノザ『エチカ』読書ノート(1)

【原題】Ethica, ordine geometrico demonstrata 1677(幾何学的秩序によって証明された、倫理学)【参照テクスト】スピノザ『エチカ 上・下』岩波文庫、1975改版、畠中尚志訳【時代背景】1632年、スピノ...
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七夕のこと(2)

◎文献、その歴史的意義1・中国における伝承から儀式化・物語化への変容◎●『詩経』紀元前11〜7世紀頃にまとめられた中国最古の詩集です。空に輝く二つの星は、その名前が「織物」や「牛引き」という役割に結びつく「職能(仕事)」の象徴として描かれ、...
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七夕のこと(1)

七月七日の七夕は、日本全国に広く知られた風習で、天の川を渡り年にただ一度出会う織姫(琴座のベガ)と彦星(わし座のアルタイル)の伝説は少し切ない恋の物語として子供のころからなじみの深いお話です。二つの星の恋の成就にあやかって、誰もが願いを込め...
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ニーチェ『道徳の系譜』ノート(2)

第三論文 禁欲主義的理想は何を意味するか禁欲主義的理想:生への欲求、力への意志を抑圧すること。第一・二論文で語られたように、「能動的な支配的本能」が「悪」でありまた「罪」であるとし、それを内面化させる教えによって人々を縛ったキリスト教的道徳...